「政治に知恵集める仕組みを」に投稿

勝間和代のクロストーク「政治に知恵集める仕組みを」に投稿しました。締め切りギリギリになってしまったので他の方からの反響は期待できなさそうですね。反省。

http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/crosstalk/2009/12/post-34.html
42番目の投稿
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締め切りギリギリになってしまいましたが、ネットについて大局的な話をちょっと。

明治維新は150年程前の出来事ですが、それ以前の日本人にとって現在の政治体制は全く想像もつかないものでしょう。政治に限らないことですが、想像もつかない結果をもたらす革命的現象というのはいくつもあります。人類史の中で、次に起こる政治体制革命はどんな内容で何年後に何がきっかけで起こるか。予想するのは難しいですが、きっかけになりうるものとしてインターネットはかなり有力な候補だと思います。

政治はそもそもメディアと関係の深いものです。例えば民主主義は有権者に投票の参考にするための情報が行き渡らないと成り立ちませんが、そのためには文字というメディアが不可欠で、そのために文字の読み書きを教える初等教育が必須です。これは明治の日本でもそうでしたし、一部の途上国では現在形の課題ですね。そして新聞やテレビなどのメディアの政治に関する重要性も言わずもがなです。

そしてインターネットは明らかにメディア界の超スーパールーキーです。(1)時間と空間の制約の解消、(2)高速で安価、(3)全員が情報発信可能、(4)検索集計整形翻訳などの機能、などどれをとっても従来メディアを大きく引き離しています。実際、登場からたった40年(ARPAネットを起点として)でここまで急速に普及したメディアは人類史上例を見ません。このようなメディアが政治に変化をもたらさない未来のほうがよほど予想不可能です。

議会制も民主主義も含め、現在の政治制度が未来永劫とはとても思えません。根本的な変化が起きようとしているのです。未来を予想し、未来を作りましょう。ちょうど坂本竜馬がブームですが、幕末・維新の時代に活躍した人たちは実際にそういうことをやってきた人たちだったわけです。どうでしょうか。