勝間和代のクロストークへ投稿

毎日.jpの「勝間和代のクロストーク」に投稿してみました。残念ながら勝間さんには特にコメントを頂けませんでしたが(笑)、まあとりあえず伊藤春彦名義での発言第一号ということで。

http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/crosstalk/2009/12/post-33.html
↑の33番の投稿

「政治に知恵集める仕組みを」にも投稿しようかなと思っています。

以下投稿した内容。

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政治に関する問題として、個々の政策、例えば「スパコンで一位を目指すか目指さないか」というのはもちろん重要ですが、メタレベルの重要な問題として、「目指すかどうかをどうやって決めるか」、つまりプロセス論というのがあると思います。先の選挙で政権交代しましたが、自民党民主党の具体的な政策よりは、その政策を決めるプロセスに関して自公政権は制度疲労していた、そのことが交代の理由だったように感じています。例えば、必要な道路は作るし不要な道路は作らないことに関して別に誰も反対はしないと思いますが、要不要を決めるプロセスに族議員だの献金だの天下りだのが関与しているがゆえにおかしなことが起きる、そういうことにNOが突きつけられた結果だと感じています。

その意味で今回の事業仕分けは確かに一歩前進でした。十分じゃないよ、もっとがんばろうね、というのもその通りと思います。

勝間さんの「草の根」論は、事業仕分けで一部実現した政治の透明化と同列に論じていいような気がします。見える化などという言葉もハヤリですが、今まで専門家がやっていたことを一般にも公開するのと同様、一般の暮らしの中で気のついたことをきちんと政治の場に見えるようにする、ということだと思います。もちろん、一般の人といってもパン屋さんならパンに関して、八百屋さんなら野菜に関して専門家ですから、パン屋さんにしか気がつかないことも是非見えるようにできるといいですね。

以下事業仕分けとは少し違う話をさせていただきます。

事業仕分けに限らず草の根論には基本賛同なのですが、もうちょっと具体的な方法についての話があるといいように思います。例えば八ツ場ダムについての議論をしている電子掲示板はいくつかありますが、私の見た範囲のものは、議論の体をなしていませんでした。ネット上の言説は玉石混交なのは常識ですが、玉と石をより分けるある程度のシステムが無いと実質上役に立たないように思います。勝間さんが主張されている実名化ももちろん玉と石とのより分けのためだと思いますが、単に実名化するだけではなく、個々の発言者や発言に対して評価付けを行うシステムが不可欠と思います。GoogleがWebページをランク付けし、ネットオークションでは取引を行う人・商店に評価がつくようにです。

ということで本クロストーク欄に対して提案です。コメントを投稿して採用された人に限定して、他の人のコメントに対する評価を投票できるようにできないでしょうか。え? システム作るのが大変? そうかもしれませんね。では、とりあえずもうちょっと楽そうなこととして、同一人物による投稿を、過去にさかのぼって一覧できるようにできないでしょうか。以前勝間さんが、同じ人の投稿を並べて読むとなるほどと思うことがある、ようなことを書いていらっしゃいましたが、我々Webの読者にはそれはかなりの手間で、実質上ムリです。検討できますでしょうか?